2016年9月2日
尾張町・木村清二氏の写真展 PART2
2016年7月16日
歴史と伝統文化講演会 ― 金沢のしきたりを学ぼう
尾張町商店街「歴史と伝統文化講演会」の今年度第3回目(今年度は全部で10回シリーズ)の「金沢のしきたりを学ぼう ~ 金沢の冠婚葬祭今昔ものがたり」は7月16日(土)、波自加彌神社の宮司でもあられる神社庁金沢市支部 支部長 田近章嗣さんを講師にお招きし、多数の方の参加のもと、ここ尾張町老舗交流館にて開催致しました。
田近先生の「神社庁金沢市支部 支部長」というお役職から、はじめは参加者一同 何かいかめしいものを感じ、襟を正して望んだ講演会でしたが、先生のユーモア満載の話、くだけた口調により、皆の緊張などはすぐに吹っ飛んでしまった講演会となりました。
前田家ならびに重臣達の墓所の話(これにより前田家と重臣達との関係の深浅がわかる)から始まって、郷土の生んだ偉人の話をされました。測量士であった加賀藩士の三角風蔵(みすみふうぞう)の活躍、及びその娘である三角錫子(明治~大正の教育家で、東京のトキワ松学園の創始者。)が鎌倉女学校の教師時代に、逗子開成中学の12名の生徒のボート転覆水死事故を悼んだ名曲「真白き富士の根(嶺)- 別名「七里ヶ浜哀歌」の作詞をしたことを紹介され、皆 感銘を深めました。八田 與一の「ふるさと偉人館」での顕彰にも先生のご尽力があったとのことでした。
本講演の骨子は、「金沢のしきたりを学ぼう ~ 金沢の冠婚葬祭今昔ものがたり」であり、この中でもおめでたい婚礼、婚姻にまつわる「しきたり、風習」を中心に先生独特のユーモアを交えての講演となりました。
婚姻、婚礼を軸にした話からいろんな「しきたり」に話が展開しました。金沢の「つけとどけ」のありよう、「和菓子」の多さのゆえん、「嫁さんの里」と婿さんとのかかわりあいの風習、等々。
これらの「しきたり、風習」を先生は数々の面白・可笑しみたっぷりの伝承的話をまじえて語られ、皆の興味、関心を大いに満足させてくれた講演会となりました。
次回は、9月17日(土)「金沢の茶道を知ろう ~ 裏千家茶道のお話 ~ 」(講師:石川県茶道協会代表幹事 大島宗翠 氏)です。
2016年6月19日
歴史と伝統文化講演会 ― 兼六園 その価値を知ろう
尾張町商店街「歴史と伝統文化講演会」の今年度第2回目(今年度は全部で10回シリーズ)の「兼六園 その価値を知ろう」は6月18日日(土)、金沢城・兼六園研究会の会長を長らく務められ、現在同会の相談役である 上田輝喜さんを 講師にお招きし、多数の方の参加のもと、ここ尾張町老舗交流館にて開催致しました。
上田先生は、熱のこもった講義により午後1時半から3時までの予定時間を目いっぱい使われ、質疑応答は終了予定の、3時以降の時間外に及ぶという、充実した講演会となりました。
先生は先ず、天下の名園「兼六園」の特別名勝に指定されるまでの経緯、過程を、資料を用いて事細かに(建物、造作、水流システム、園への出入口等の変遷などにつき)説明され、他の特別名勝の大名庭園との相違(兼六園のみ、水流・池・滝・噴水の水四景をそなえる)を指摘されました。
講義は主に兼六園の持つ価値の本質を解き明かすことで進められました。
先生は「暮らしの用」、「自然らしい景」という二つの観点から兼六園を様々な例を挙げて分析され、これらのことを学び理解し後世に伝えることが真の意味での兼六園の保存、活用に繋がるのであり、こうした作庭の思想は、我々の暮らす街作りにも活かされるべき、と結ばれました。
兼六園を愛で、誇りに思う気持ちがいっそう増した講演会となりました。
次回は、7月16日(土)「金沢のしきたりを学ぼう ー 金沢の冠婚葬祭今昔ものがたり」(講師:神社庁金沢市支部 支部長 田近章嗣 氏)です。
2016年6月17日
尾張町・木村清二氏の「詩と写真とユーモア木工展」
2016年5月22日
歴史と伝統文化講演会-金沢の三文豪を知りたい
平成28年度(4月~翌3月)の講演等企画として4月6日付「かわら版」ですでにご案内させて頂いています尾張町商店街「歴史と伝統文化講演会」の第1回目(今年度は全部で10回シリーズ)を、本日5月21日 尾張町老舗交流館にて実施いたしました。
第1回目の今日は、多数の方の参加のもと、徳田秋聲記念館 学芸員の薮田由梨さんを講師にお招きして、「金沢の三文豪を知りたい」と題しての講演を行って頂きました。
講演は先ず、金沢の生んだ三文豪である「泉鏡花」「室生犀星」そして薮田先生所属の徳田秋聲記念館にて顕彰する「徳田秋聲」、の三人のプロフィール紹介、三人の間柄(関係性)を披露されるところから始まり、三文豪に対する参加者の興味をぐっと惹き寄せ、三文豪の世界へといざないました。
先生はそのお立場柄、徳田秋聲の話を中心に進められ、特に秋聲の作風のよって立つ「自然主義文学」の特質を、平易、明快に説明され、また、作品例を取り上げ、かつ、文壇で述べられた様々な「自然主義」論、「徳田秋聲」論をまじえて「秋聲」文学の魅力を浮き彫りにされました。
先生は、客観的で闊達でリズミカルな語り口で講演を進められましたが、筆者(交流館 係員)の感じた限りでは、先生の、徳田秋聲に対する敬愛の念がそこかしこに見て取れ、秋聲文学に注がれる深い愛情がおありであることが窺がい知れました。
参加者一同、秋聲文学に対する理解、興味、関心の一層増した講演となりました。
そして何よりも「薮田由梨」先生の名講演に酔いしれたひと時となりました。
次回は、6月18日(土)「兼六園その価値を知ろう」(講師:金沢城・兼六園研究会 相談役 上田輝喜 氏)です。
2016年5月20日
「歴史と伝統文化講演会」の申込受付は終了しました
平成28年度-尾張町商店街「歴史と伝統文化講演会」は全ての回につき多数のお申込を頂き、すべて定員に達しましたので、受付終了とさせて頂きます。
なお、キャンセル等により、空きが生じましたら当ホームページにてご案内させて頂きます。
2016年4月6日
尾張町商店街「歴史と伝統文化講演会」のお知らせ
お申込みはこちらからお願いいたします。
2016年3月11日
加賀手まり展
江戸時代後期の作になる「加賀手まり」。幾多の時代を超えての「風格」を漂わせている。
徳川家から前田家にお輿入れした珠姫ゆかり とも言われている「加賀手まり」。
今回は、藩政期からの歴史を刻む金沢の老舗の方からお借りした「加賀手まり」の展示企画です。江戸時代後期の作の、貴重な逸品もお借りいたしました。
風雅で かつ緻密に並ぶ幾何学模様の「加賀手まり」。
金沢の女性の愛と教養が込められている、百万石文化の一端をなす「加賀手まり」から どうぞ金沢独特の手芸の美を感じ取ってください。
併設展示の、金沢の町地図(江戸、明治、大正、昭和初期、昭和中期)及び引札と合わせてお楽しみ下さい。
展示期間は、平成28年3月11日 ~ 6月16日まで。( 当初 5月18日までだったのを好評につき延期 )
仕掛中(制作途上)のものも展示
2016年2月21日
歴史と伝統文化講演会ー加賀友禅の話
「尾張町商店街 歴史と伝統文化講演会」8回シリーズの 、今期最終回「加賀友禅の話」は、2月20日(土)、加賀友禅文化協会 理事の中川聖士さんを 講師にお招きして、ここ尾張町老舗交流館にて開催致しました。
中川先生からは、加賀友禅の歴史、背景、宮崎友禅斎なる人物の果たした役割、また、加賀友禅の工程・技術・技法、現状抱える問題点、新たな取り組み 等々、幅広い視点、多彩な角度からの講義をして頂きました。
また、参加者一同、先生ご持参の加賀友禅染の作品サンプル、糸目糊置道具などをも実地に見ることが出来、加賀友禅についての興味・関心の向上が大いにはかられ、実りある講演会となりました。
平成27年度(平成27年4月~28年3月)の尾張町商店街「歴史と伝統文化講演会」はこれにて終了いたしました。
平成28年度の講演会企画につきましては、決まり次第、チラシの発行、及び当ホームページにてお伝えいたします。
お楽しみにお待ちいただきたく存じます。
乞うご期待 !!!
2016年1月16日
歴史と伝統文化講演会ー金沢の昔からの遊び体験
今年度の「尾張町商店街 歴史と伝統文化講演会」8回シリーズの 第7回目「金沢の昔からの遊び体験」は、1月16日(土)、金沢くらしの博物館 学芸員の東條さやかさんを 講師にお招きして、ここ尾張町老舗交流館にて開催致しました。 「旗源平」、「お手玉」、「竹おじゃみ」、「けん玉」、「メンコ(金沢ではペッタ、パッチン等と呼称)の玩具を東條先生にお持ちいただき、参加者全員で、遊び体験をしました。
特に、「旗源平」にあっては、先生からルールの説明をしていただき、参加者が源平に別れて、すでに知っている人も、初めての人も童心に帰ってゲームを楽しみました。
なお、次回は2月20日(土)の「加賀友禅の話」(講師:中川 聖士氏)です。
お申込みはこちらからお願い致します。
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