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2023年5月20日

金沢湯涌夢二館 太田館長の、夢二の世界へのいざない

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金沢の湯涌に「金沢湯涌夢二館」なる文化施設があります。
この文化施設は竹久夢二と金沢、そしてこの湯涌との縁に
もとづいて、平成12年4月に建てられたそうです。
 
竹久夢二の描いた絵は、誰しも何らかの機会に
目に触れたことと思います。
 
華奢な、少女のような女性の美人画を描いたあの人だ、
との認識は殆どの人にあることでしょう。
 
人によっては、あの「宵待草」の作詞をした人だ、
との知識もあるでしょう。
 
さらには、奥さんであった「岸たまき」は金沢出身の人であった、
とまでもご存じのかたもいらっしゃることでしょう。
また、画学生であった恋人「笠井彦乃」との、
しばしの間の逗留の地がこの、湯涌温泉であった、
ということをご存じの方もいらっしゃることでしょう。
 
以上のように、竹久夢二が金沢に縁があったことが、
「金沢湯涌夢二館」設置の理由であったことは、
かなりの方の周知しているところでしょう。
 
竹久夢二が大衆の人気を博し、支持を得たことは、
彼の描く絵の美しさ、可憐さ、切なさ、が
見る人々の感性に大いに訴えたことによるものである、
と皆、思うところでありましょう。
 
そこで
夢二のこと、をもっと深堀して頂き、夢二の金沢に対する思い入れが
どのようなものであったのか、夢二の描いた、あのような絵画は
何処からやって来たものであるのか、
「金沢湯涌夢二館」の館長であられる太田昌子先生の講演が実に
待ち遠しいことでした。
 
ということで、本日(令和5年5月20日(土))の、
尾張町商店街 「歴史と伝統文化講演会」令和5年度第1回目は、
「金沢湯涌夢二館」館長 太田昌子先生の
講演なのです( テーマ : 夢二が歩いて、愛した金沢 )。
 
テーマにもありますように、先生の講演の主体は夢二と金沢との
関わり合い、交じり合い、の具合を、夢二の金沢での足跡を
たどり、それらの場面をもとにした絵、文章をたどり
夢二の金沢観をつまびらかにされたことでした。
 
夢二の夫人であった「岸たまき」、恋人であった「笠井彦乃」
の二人の存在が彼の画家としての成功に大きく影響を
与えたことも述べられました。
 
先生は夢二の作品(夢二式美人画)の特徴を次のように
指摘されました。
この特徴が夢二作品の、大衆の心をわしづかみにし、
人気を博する大きな原動力になったのでしょうね。
1.大きな伏し目がちの瞳 2.細身でねじれた肢体
3.大きな手足 4.文様を見せる衣装
5.小道具による物語性。
 
先生は、皆の夢二に対する理解を深めてもらうために
たくさんの作品を、プロジェクターで紹介され
聴衆一同、夢二の世界に浸らせて頂きました。
 
笠井彦乃の作品も見事であり、夢二にも影響を
与えたのでしょうね。
 
三度金沢に来た夢二は、絵画、短歌、小説 等により
金沢を生き生きと活写したのでした。
夢二の金沢に対して抱いた愛の様子が分かります。
 
金沢出身の「岸たまき」はもとより
夢二に、かようにも影響を与えた金沢のまち、そして彼と
親交を結んだ金沢の人々のこと、を伺って
夢二と金沢の緊密な結びつきが良く理解出来ました。
 
本日の講演で、夢二ファンが一挙に増えたことだと思います。
太田先生、どうも有難うございました。
 
そして太田先生の夢二に対する愛の深さが伺えて、
本当に心温まる講演でした。至福のひとときでした。
 
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