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2023年7月15日

金沢建築館 高木先生、谷口父子と金沢を大いに語る

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谷口吉郎・吉生記念金沢建築館のホームページには、
同建築館について、
「金沢建築館は、建築・都市についてのミュージアムです。
金沢の名誉市民第一号の建築家 谷口吉郎氏の住まい跡地に、
吉郎氏の長男で、国際的に著名な建築家である谷口吉生氏の設計により
建設されました。
当館は、展覧会をはじめ、講座や建築ツアーなどさまざまな活動を通じて、
金沢から世界へ建築文化の発信拠点を目指しています。」とあります。
 
「金沢は、多くの歴史的建造物と現代建築が程よく調和し合っていて、
素晴らしい建築文化の街ですね」などと老舗交流館に来館される
お客様方から、このようなお褒めの言葉を、いっぱいいっぱい頂戴します。
 
金沢は戦災に遭っておらず、また、工芸、美術の盛んな都市ゆえ、
市民の美意識は、他の地に比べて殊更高く、さらには、幾多の先人達の
努力、貢献があっての今日の建築文化都市・金沢だと思います。
 
その先人を代表するのが、金沢が生んだ谷口吉郎さん、金沢にゆかりの深い
息子さんである吉生さんであります。
 
このお二人を顕彰するのが、冒頭に上げました谷口吉郎・吉生記念金沢建築館
であり、同館の専門員である高木愛子先生が本日(令和5年7月15日)の講師です。
 
高木先生には「建築家 谷口吉郎・吉生と金沢」というテーマで講演頂きました。
 
先生の話が進むにつれ、参加者の皆の顔が「ほころんで」行くのが感じ取られました。
「そうなんだ」とか「そういうことだったのか」とか「やっぱりそうか」みたいな
感慨にとらわれて。
金沢の建築、まちづくり、に吉郎さんが貢献した足跡を皆、再確認するように、
上記の、「あいづち」、「なっとく」の表情が、先生の話の進行とともに、
横溢しました。
「吉郎」さんへの熱いリスペクト、そして感謝の念をもって。
 
参加者の方々は殆どが金沢に住まわれているか、金沢近辺のお住まいの方々です。
普段何気に目にしている、金沢の建造物、建造物群、家並み、町並み、が
なぜこんなに美しく、新旧調和がとれているのか、が明快に本日よ~く解ったのです。
高木先生の説かれる「谷口吉郎」論によって。
 
谷口吉郎さん、吉生さん、の代表的作品を先生は紹介され、見どころを
細やかに説明されました。
 
皆、知っている建物もあれば、初めて知るものもあったことでしょう。
吉郎さんの、建物以外の分野での、文学碑(徳田秋聲、室生犀星)
についても詳しく語って頂き、従来の文学碑とは異なる面のあること
を説明して頂きました。
(これらの文学碑は、その文学者の「人生を」、「文学を」象徴するように
建てられているのだということを。)
吉郎さんの、一般に知られざる面を紹介されたのでした。
とても興味深く、新鮮でした。
 
先生の説明により、吉郎さんの金沢に尽くされた業績がよく解りました。
 
吉郎さんの、幼少~少年期における金沢の生活圏内では、魅力ある
様々な建築物に接する機会が多い環境だったんだと思います。
自身の通学した四高とか二中とかの建築物は、大いなる造形教育の
師だったでしょうし、二中時代によく通った兼六園も、彼にとり造形教育の
師たりえました。
 
後年、金沢の「まちづくり」としての「金沢診断(保存と都市開発診断)」という
有識者会議に参加され、今日の、あの優美で風格ある「広坂通り」を実現
するためのアイデアを吉郎さんは出されたわけです。
 
金沢に育てられ、そして長じて金沢に恩返しされた吉郎さんだったのでしょうね。
 
その吉郎さんのご子息の吉生さんも、幾多の素晴らしい作品を残されています。
とくにニューヨーク近代美術館の設計では大いに名を馳せられました。
 
金沢市立玉川図書館は、谷口吉郎、吉生父子の合作としてあの地に
風格と風情を与えています。父子での、金沢への恩返しのような、象徴的な
作品なのではないでしょうか。
建築家である谷口吉郎さん、吉生さん父子が、金沢市の名誉市民に
選ばれていることは、建築文化都市である金沢の面目躍如たるものがあると
思います。
 
谷口父子の功績を中心に、金沢の建築文化、都市文化の魅力を我々に
ぐっ~と引き寄せて下さった高木先生、有難うございました。
 
今日を境に、金沢の街並み、建物を見る目が、皆 変わったように思います。
街歩きが一層楽しくなりそうですね。
 
高木先生、重ねて御礼申し上げます。
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