2024年3月16日
石田さん、「近江町市場300年史」を総ナビゲート
令和3年4月に、「近江町市場300年史」が刊行されました。
近江町市場300年の成り立ち、今日までの歩み、に関する様々な
歴史的事実、教訓、エピソード等をふんだんに盛り込んだ上下2段組の
約400ページになんなんとする、大著です。当書籍は、江戸時代までを
歴史家の宇佐美 孝 先生(刊行当時、加能地域史研究会参与、
金沢市歴史遺産調査研究室顧問)、そして明治以降令和の今日までを
石田 順一さん(刊行当時 金沢中央信用組合参与であり
近江町300年史編集委員長)が担当されました。
石田さんには過去 当歴史伝統文化講演会にて3度講演をして
頂いています。「近江町の不思議」と題して、その1~その3 と
3つのシリーズにわたって近江町を深堀りされた講演でした。
それらの講演は、交流館係員の筆者からすれば、「近江町市場300年史」の
完成に向けての、各道程ごとの括りとしての披露、であった感があります。
そして本日(令和6年3月16日)、今までの3回の講演内容の集大成をなす
「近江町市場300年史」の総覧ともいうべき講演の運びとなったわけであります。
演題は「”近江町市場300年史” ここが見どころ読みどころ」です。
大部な書籍の「ナビゲータ」といったところでしょうか。
資料として、詳細な項目建てをしたレジュメと、ポイント ポイントでの
プロジェクター画像、近江町市場商店街Map、を用いられ、この大部の本書籍を
さながら、知らぬ間にさ~っと通読させてもらった感がありました。
これから読まれる方には、たいへん助けになったことだと思います。
300年史の編纂過程で、協力者(金澤ふるさと倶楽部 代表)伊藤正宏 氏の執念の
捜索過程で見つかったのが近江町PRソングの一つの「市場音頭」の音源。
当講演においては、これをCDに仕立て上げたものを演奏して
石田さんは、会場の場の雰囲気を盛り上げました。
歌詞は4番まであって、それぞれの最後のくだりは「自慢だぁ~い」で締める、
たいへん粋な、そして威勢の良い歌なのです。新鮮な食材を提供する近江町に
ぴったりの歌でした。
この「近江町市場三百年史」は書店でも取り寄せ出来ますし、
近江町市場商店街振興組合には在庫もある、とのことです。
ご興味のある方は是非どうぞ。
(「近江町市場三百年史」 発行:近江町市場商店街振興組合 発売:北國新聞社
定価:本体 3,000 円+税 )
ところで、本日「近江町市場300年史」の読みどころ、事実の発掘に腐心した箇所、等を
熱く語られた石田さんの今後の行く末が気になるところです。
今、老舗交流館では、この石田さん企画の、「プロレス歴史展」を5月22日まで
行っています。( 石田さんには「日本のプロレス史研究家」としての別の顔があります。)
そして、この流れで、来る5月18日(土)13:30 から
「 伝説と謎に包まれた ”戦後最大のスーパーヒーロー” 力道山 」の
講演を予定しています。
どうやら、石田さんの企画なり講演は、留まるところを知らぬようです。
皆さま、今後も当ブログを充分注視していてください。
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