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2017年12月17日

歴史と伝統文化講演会 ー 私の襲名

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今年度で第4回目の実施となる尾張町商店街「歴史と伝統文化講演会」の、平成29年度第7回目(今年度は全部で7回シリーズ。その最終回)の「私の襲名 」と題した講演会は12月16日(土)、第十一代 大樋 長左衛門 氏を講師にお招きし、悪天候にもかかわらずたいへん多数の方の参加のもと、ここ尾張町老舗交流館にて開催致しました。

 

皆さんご存知の、陶芸家・デザイナーとしてご活躍の大樋年雄さんは、平成28年1月に 十一代 大樋長左衛門を襲名されました。

 

そして本日、当 尾張町老舗交流館にて講演して頂いたのです。

 

十一代目 長左衛門 氏の本日の講演を私はとてもとても正確には 伝え切れません。

 

氏の講演があまりにも濃密で、エネルギッシュで、ポジティヴで、まるで煮えたぎる マグマの噴出する活火山のごとくで、1時間半もの間 圧倒されっぱなしで、 はたまた たぎりたつ瀧にうたれたかのようで、茫然自失・・・メモをとる手もしばし滞って 、私も聴衆の皆様も氏の熱気に当てられっぱなしで、講演が終わったころには皆の体内に 多大なエネルギーが充填されつくされたことだと思います。 その代わりに冷静さを失って話の仔細をメモできなかったというのが私の正直な気持ちです。

( 氏の話は、叡智およびエネルギーに満ち満ちている点、フランクな語り口であるという点に大きな特徴がありました。 堅苦しさというものが皆無でした。よって以後、長左衛門 氏と記す代わりに、失礼を省みず、年雄さんと記させていただきます。 )

 

年雄さんの本日の講演は、あまた多くのスライドによる情報量の多さ、話の転回の素早さ、広範囲にわたる内容の 多様性、そしてテーマが目まぐるしく推移して行く、といった観を呈していました。

 

しかし、後からこれらを想起するに、すべて起承転結を踏まえていたことが分かります。 すべてがその時々において 話としては一つの説示に収斂していく・・・・そういった講演でした。

 

話の本筋として、仙叟宗室の来沢を起源とする、当地での大樋焼の萌芽、開花、 金沢における裏千家茶道の発達・浸透、これらの重々しい伝統というものに対する年雄さんのレジスタンス(勿論、基本ルール は踏まえてのものです。)、新しい分野への挑戦(守・破・離)、金沢工芸の新しい飛躍をはかるべくの挑戦、といった ものを縦糸とし、風水学、日想観、「侘び寂び」の日本的感性、五感を研ぎ澄ました後に得られる第六感、等々の、 思想的、宗教的、哲学的なもの、非常なる感性的なるもの、 を横糸として展開された、と思いました。

 

世界へ飛び出て展覧会をやるときには、あえてPOORな環境にわが身をおいて( ex 安宿に泊まる、とか )臨む、といった 米映画「ロッキー」的処し方をすることにより、わが身をチャレンジャーの立場に置くのだ、というお話には、きらめく功多き 年雄さんにおいてすらそうなのか、と感動させられました。

 

すごい人ですね !!!

 

それにしても年雄さん、カッコ良くてイカシてましたね。

 

本日の講演、心から感謝です。

 

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平成29年度(平成29年4月~30年3月)の尾張町商店街「歴史と伝統文化講演会」はこれにて終了いたしました。

平成30年度の講演会企画につきましては、来春にチラシを発行し、及び当ホームページにてもお伝えいたします。

お楽しみにお待ちいただきたく存じます。

乞うご期待 !!!

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