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2022年10月16日

遊学館高校野球部(元)監督 山本雅弘氏の素晴らしき講演

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石川県高校野球界に新風を吹き込み、県高校野球界の勢力図
を一変させた遊学館高校野球部。
その遊学館高校野球部を創部以来率いて来られ、甲子園は夏6回、春1回
の実績を短期間に達成された元 遊学館高校野球部監督の山本雅弘氏。
昨年、夏の大会後、監督を勇退されました。
2002年の夏、創部間もない遊学館高校野球部を甲子園に導き
いきなりベスト8に進出させた山本 元監督の手腕は、県高校野球の
ファンを唸らせました。
 
夏は6回、春は1回の甲子園出場のうち、初戦で負けたのは
ただの1回のみという、素晴らしい成績を残されました。
 
県高校野球のファンの胸の内に、遊学館高校野球部が
新興勢力からあっという間に古豪の名門のような印象を
抱かせるに至ったのです。
 

詳しく申し上げれば、
それまでの、金沢、星稜の強豪の中に堂々と割って入り、わけても
2002年から2006年までの夏の石川大会決勝は、5年連続して
遊学館と金沢の対決でした(戦績は遊学館の3勝2敗)。
 
この頃の実績が、県高校野球ファンの心のうちに、あるいは全国の高校野球ファン
の心のうちに、遊学館高校を石川県高校球界の名門として認識・定着させるに
至った(筆者には)と思われます。
 
それまでの金沢とも星稜とも違った野球。
粘り強くて、それでいてスマートな試合運び、劣勢であっても遊学館なら
何とかしてくれるという信頼感。
そんな雰囲気をいつもまとった野球部に育て上げられたのが、
本日(10月15日)の講師 元 遊学館高校野球部監督の山本雅弘先生なのです。
( 山本先生は、遊学館高校野球部の監督就任前は星稜中学を
指導されており、同中学を3度の全国優勝にも導いておられます。)
 
当(歴史と伝統文化)講演会は、本年度10回の予定を組んでいましたが
コロナの影響により、6月18日の、(第2回目の)1回のみの実施に終わっていました。
 
ここに来てコロナの勢いもやや収まった感もあり、遊学館高校野球部の
野球部 元監督 山本雅弘先生の今日(10月15日)の講演会の運びとなったわけです。
演題は「高校野球における科学的指導法」です。
( スポーツ関係の講演会としては、2019年7月20日の、
大相撲の「遠藤、輝、炎鵬」以来です。)
 
山本先生の指導法は、映像などを用いた科学的手法である、ということは
つとに有名ですが、はたしてそれがどんなものであるか興味津々、わくわくドキドキ
の講演会となりました。
 
先生のお話を要約すれば以下の如くです。
 
従来からの精神論一辺倒の指導法から脱却して科学的な方法論にて
選手を指導されました。
 
パソコンによる投球、打撃などの動作解析を行われたことは有名ですが、
人体の構造、情報受容における脳の働きを理解させ、
身体の動きのありよう(内側への回転、外側への回転)によって力の出方が変わる
こと、また目の使い方については、中心視ではなく、周辺視が大事であること、などの
従来の精神論一辺倒の指導には無い考え方を説かれたわけです。科学的ですね。
また、データをもとにした、確率論に裏付けられた考え方(例えば3ボール0ストライク
のときは、殆どの場合「待て」の考え方が今までは支配的でしたが、その状況こそ
ヒットが出る確率が高い)での指導方法を採られてきました。全く理にかなっていますね。
 
また、選手個々に目標を持たせ、自己決定を促す指導法の重要性です。
例えば、打ってからの一塁駆け抜けタイムを設定して練習に取り組ませる、などの指導法。
このような指導法で遊学館の選手は伸びたんですね。
納得づくの練習ですね。
行動における「努力」と「さぼり」の差を示して選手の意識改革を促されました。
(「こつこつ努力」は365日を考えれば、1.01の365乗=37.8。
  同じように「さぼり」は0.99の365乗=0.03 ということになる。)
 
ことほどさように、先生の指導法は、合理的で、十分心から納得の行くもので、
目からうろこ的なお話ばかりで、参加者一同、皆 感心しきりでした。
否、感心を通り越して「感動」の境地で先生の話に聞き入らせて頂きました。
 
山本先生、素晴らしい理論、素晴らしい体験談の講演、大変有難うございました。
心から御礼申し上げます。
今後とも、野球に携わる少年たち、野球好きな様々な人たちをご指導くださるよう
願ってやみません。
 
以下は講演後、山本先生に頂いた、教え子の、昨年中日入団の石森大誠投手の
サイン入り色紙とボール。(石森投手は、2016年遊学館高校卒)
剛球投手で 今後の活躍が期待されます。
 
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