2026年8月15日
東條さん、金沢の小学校の歴史丸ごと語る
ちょうど、お盆の最中の本日(8月15日)は、「金沢くらしの博物館」の
学芸員 東條さやか さんの講演の日に当たりました。
東條さんのご登壇は今回で4回目です。
東條さんの講演内容は、毎回、郷土文化を中心とした、ほのぼのと郷愁を
呼び起こすテーマが多いのですが、今回も例に洩れず、その類に属します。
テーマは「金沢の小学校~明治から現代まで~」です。
このタイトルだけでも、もうぐ~っと郷愁を誘い、郷土愛を一層強くする
もの、と感じ取られた方も多いのではないでしょうか。
さて、講演は、明治から現代にかけての、小学校に関する諸々すべてを
丸ごと語って頂くものでした。それも、日本の教育制度の変遷を
バックボーンにしながら、特に金沢の小学校に焦点を当ててのものでした。
その故に、聴衆の皆さんの興味を大いに引きつけたことと思います。
東條さんは、このテーマに沿った、まことに豊富な資料、画像を
集められ、各サブテーマごとにまとめ整理されたスライドをもって
説明されました。
・明治から現代にかけての、金沢の小学校の校名の変更・変遷、
及び学校そのものの統廃合の変遷、及び新設の歴史。
( 特に、馬場小学校の変遷史 )
・明治時代の、小学校における男女の分け方具合(男児と女児では
入口から分かれている、とか )
・度々の、法令改正による、明治期の小学校学制変遷のありさま。
また
就学年齢、進級状況の変遷。明治10年代の、徳田秋聲、細野燕台、泉鏡花、
小倉正恒の例をあげての、彼らの就学、進級状況の対比が興味深い。
・明治12年の、小学校第4級の時間割の例示。
・明治40年の3年生の通知表の例示。
・明治~昭和にかけての筆記用具および通学時の服装の変遷。
・教材運搬用具の変遷(風呂敷からランドセルまで)
・明治~昭和の、教科(課)目、及び教科書の変遷。
・明治期の、小学校卒業後の進路選択の様々な岐路。
東條さんは、以上のほかに、まだまだ、小学校に関する様々、
諸々の興味あるお話をされましたが、私(筆者)が特に心に
残ったのは以上です。
とにかく東條さんの、本テーマにつき調べ上げられ、我々に提示された事実、
データは、かくも膨大なものです。
日本の初等教育は、いろんな試みをし、このように発展してきたことが
よく分かりました。
東條さんの、熱い研究成果を伺わせて頂いた本日の講演会でした。
有難うございました。
