2018年12月8日
双六その他昔の玩具展
ここで言う「双六」とは、「絵双六」を指します。
(他に「盤双六」というのがありますが今回の展示は「絵双六」です。)
サイコロを振り、出た目に従ってマスから駒を進め、上がりを目指すゲームです。
仏教で説く十界の世界観に基づき構成された「浄土双六」が室町期に成立しました。
江戸時代に入り庶民層に普及し、「道中双六」や「出世双六」が生み出されました。
「道中双六」は庶民の旅への関心を高め、「出世双六」は人生の栄達を主題とするので
、新春のめでたい時期の遊びとして好まれました。
江戸後期になり、錦絵に代表される木版多色摺りの技術が確立すると、人気浮世絵師の
手になるものが多く生み出され、「絵双六」は一層華やかさを増しました。
合わせて「独楽」、「ビー玉」、「おはじき」、「けん玉」、金沢独特の「旗源平」
などの昔の玩具も展示しましたので、お手にとってご覧ください。
展示期間は平成30年12月8日(土)から平成31年3月7日(木)まで。